自転車おやじブログ

おやじのサイクルライフ

固定ギアのアシスト機能について考えてみますた

こんにちは、サイクルライフを楽しんでますか?

今回は現在のおやじのサイクルスタイルの肝である固定ギアについて、先日のフリーギア&固定ギアでのライドで実感したことをまとめておこうと思います。固定ギアはホイールが回っている限りはペダルも勝手に回ってくれる訳で、これを「アシスト機能」と良く言われますが、これって実際どーなの?ラクに走れるってこと?と議論になることがありますよね。先日のライドでの実感としては、「アシスト機能によって楽に走れる」というのが結論です。同じ日にフリーギアと固定ギアで走ったのですが、こんな感じですた。

フリーギアで走った時

5年以上の間、固定ギアオンリーで走ってきた脚でフリーギアに乗ってみると、うまくペダルを回せずに「カッコンっ、カッコン!」と音を鳴らしながら走ることになってしまいましたが、音が鳴るタイミングは次の様な感じでした。

  • 下死点から上死点へ回す時。
  • 特にダンシングでグイグイ回して走ろうとした時。

固定ギアで走った時

フリーから固定に変えてみると、上記2点のタイミングでペダルが「グイっ」と押し上げてくれる感覚がありました。特にダンシングでは押し上げ効果でペダルの回転に勢いが付く感じがありました。しかし、しばらく固定で走り続けていると慣れてしまって、押し上げ効果は最初ほど明確に実感できるものでは無くなっていきました。

考察

固定ギアに慣れた脚でフリーギアを漕いだ時に「カッコンっ、カッコン!」と音が鳴るのは、固定ギアにあるペダルの押し上げが無くて脚が止まってしまうのが原因かと思いますが、この押し上げ効果がいわゆる「アシスト機能」の肝なんだと思います。具体的には下死点から脚を上げてくれる効果ですね。ペダリングのスキル云々の問題もあるかと思いますが、フリーギアでは脚を上げるのは自分の脚力しか無いのに比べて、固定ギアではアシスト機能の分だけ楽に回せることになります。

固定ギアに慣れた脚でフリーギアで「カッコンっ、カッコン!」となってしまうのは、この押し上げ効果に慣れてしまって、自分の力で脚を上げることを身体が忘れてしまったためかと…脚を上げるのにたいして力は使わないと思いがちですが、確実に疲労の原因にはなっていくと思います。

実際、これは先日のライドに限ったことではありませんが、固定ギアの「アシスト機能」をおぼろげながらに実感するのは、ロングライド後半の脚が終わっている状態の時や、向かい風の中を走り続けている時なんですよね。いずれも脚が重くてもうペダルに乗せているだけという感覚の中で、ペダルが脚を回してくれている…と感じることが多い。先日のフリーギア&固定ギアのライドで、そのことがより確信できた感じです。

そしてもう一点。先日はライド中にフリーから固定へ変えたので、直後は明確にその違いを実感できた訳ですが、一方で慣れてしまうとアシスト機能の実感が薄れてしまって、実際にどれぐらいの恩恵を受けて走っているのか曖昧になってしまう…つまり、アシスト機能はあるにしても常に認識できるほど劇的なものという訳では無いと言えるかと思います。まぁ、劇的に楽に走れるという代物だったら、ピストブームの後も固定ギアの自転車に乗ってる人はもっと多いかと。(^^;

数値で明確に提示できれば良いのですが、よくある機材インプレで複数の機材(今回の場合は固定ギアとフリーギア)をタイム計測して比較する的なやり方って、どうしてもエンジンである人間の作為的な面が結果に反映してしまうと個人的に思っているので、今のところはやるつもりは無く…何か良い比較方法があれば試してみたいと思いマス。

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